50m走の予感

50m走について

50m走1

50mをどれだけ早く走れるかを競う競技です。学校でも体力テストなんかで測定します。ただこれって正式な競技ではないようでして,海外では60m走の方がメジャーのようです(但しこちらもオリンピックとかの種目にまではなっていないようですが)。 大人になるとダッシュをする機会って殆どなくなってしまいますが,もう一度あの頃の気持ちになって走り抜けてみるのってどうでしょう。

2021年にあの桐生選手が「Splint 50 Challenge」という種目を立ち上げました。スタブロなし,シューズは自由,規定の合図でスタートというルールで走る50m。これぜひとも盛り上がって欲しいです。

誰でも気軽に走れる50m走ですが,そこには大きな謎もあります。例えばテレビや新聞ではプロ野球選手,プロサッカー選手,高校球児などの記録が出たりしますが5秒6とか5秒7なんて選手がいます。しかし,日本記録は朝原宣治の5秒75なんです。ということは,その選手が100mを走ったら余裕で9秒台が出ちゃうはずです。

計測時の問題としては例えば,学校とかで測る場合,スタート側にピストルや笛を持った先生がいて,ゴール側にはストップウォッチを持った先生がいるとします。スタート側の先生が音を鳴らしてその音がゴール側に届くまでには約0.15秒かかります(摂氏15度の場合,音速は約340m/s)。つまりそれだけで記録は0.15秒縮まります。このあたり,昨日の自分と比較する分には良いですが,もっと多くの人と比較したりするようなときは何かルールのようなものが欲しいところです。

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